東北自動車道盛岡ICから雫石方面に向かい車で15分。御所湖の近くに「雫石町歴史民俗資料館」があります。
昭和49年6月29日に開館。御所ダム建設による水没を契機に、消滅していく歴史民俗資料の保存と学習の場を目的として建設されました。
資料館には、旧石器時代から古代までの考古資料、江戸時代の武術巻物、巖手山神社のお札版木などの歴史的資料、雫石特産の織物「亀甲織」や明治から昭和初期に相撲が盛んであった頃に着用された化粧まわしなどの民俗資料が数多展示されています。
また、御所ダムの建設時に湖底に沈む寸前に移設した茅葺きの「南部曲り屋」は、それまで使用されてきた民具類が展示され、往時の生活をうかがうことができ、現在でも織物の作業場として活用されています。
月1回の体験学習や昔語りの会、古文書の勉強会なども行われています。専門指導員さんが在中し、質問に優しく応えてくれます。温泉も近くにありますので、ぜひ一度足を運んでみては。
※この情報は、広報誌「夢郷」2014年5月号に掲載された当時の内容です。詳細情報が変更となっている場合があります。