IGRいわて銀河鉄道小鳥谷駅から国道4号線を盛岡方面に車で約5分進み、旧朴舘家住宅の看板を目印に左折し道なりに進むと、藁葺き屋根の大きな民家が目を引きます。岩手県最大級(約150坪)の藁葺き屋根の旧朴舘家住宅は今から約150年前に建てられたと伝えられていますが正確な年代と朴舘家の由来は不明です。
古民家で良く知られる馬部屋が出ている「曲屋」と異なり、長方形の建物は「直屋」(すごや)と呼ばれ、間口が約30m、奥行16m、棟高が約13mあり大きさに圧巻されます。
建物の中に入ると、タイムスリップしたかの様な白黒の世界へと導かれ、農具をはじめとした展示物の使用風景が目に浮かび、どこか懐かしさを感じさせてくれます。朴舘家では約60年前まで神楽が舞われていましたが、現在は、毎年6月の第4日曜日に一戸町内の神楽を公開、昔を再現するなど多くの見学者で賑わっています。
近年、建物の痛みも著しく、解体しての修復を計画しているとのことで、修復前の今が必見です。(写真提供:御所野縄文博物館)
※この情報は、広報誌「夢郷」2016年3月号に掲載された当時の内容です。詳細情報が変更となっている場合があります。
住所:〒028-5221 二戸郡一戸町小鳥谷字朴舘20
管理者:一戸町教育委員会(御所野縄文博物館) 0195-32-2652
お問い合わせ:御所野縄文博物館 電話: 0195-32-2652 FAX:0195-32-2992
見学:年中無休 AM 9:00 ~ PM 5:00