大野ふるさと物産館

　八戸自動車道軽米ＩＣから九戸街道を洋野町大野方面に向かって車で約30分。「大野ふるさと物産館」は、大野地区に古くから伝わる文化や食を伝承する憩いの場となっています。
　２階建ての建物の１階はバスの待合所として利用されており、２階は食堂と産直が併設されています。食堂では、地場産食材を使った「ひっつみ定食」や「かあちゃんうどん」などを手頃な価格で販売。中でもおすすめは、同町特産のホウレンソウを使った「サグカレーラーメン」（写真小）。「サグカレー」とは、インド料理でホウレンソウを使ったカレーのこと。程よくスパイシーなカレーとホウレンソウの相性は抜群で、やみつきになる味わいです。また冬の恒例行事として月１回程、手打ちそばや「けえの汁」の実演販売も行っており訪れた人を楽しませています。
　産直では、会員の生産した農産物のほか加工品も充実。手作りの漬物や菓子類、また「大野木工」も取り扱っています。昨年開催された「北いわて”ガチンコ”産直甲子園」では敢闘賞を受賞し、より地域の魅力を発信できる店舗作りを実践しています。元旦から始まる行事と郷土色が分かりやすいポスターも展示されており、大野地区の文化や特色をＰＲしています。
　地域の憩いの場として、長年親しまれている同物産館。和やかな時間が流れ、来場者の笑顔があふれる人気の店です。