JA新いわて久慈営農経済センターは11月15日、管内の圃場で寒じめほうれんそうの糖度調査を行った。全てで糖度が出荷基準の8以上となったため「寒じめ宣言」とし、本年度の出荷日を11月20日と決定した。出荷した寒じめほうれんそうは21日から店頭に並ぶ。
同センターは、寒じめほうれんそうに含まれ、目の健康維持に効果があるとされる「ルテイン」に着目し、2019年から機能性表示食品としての販売を始めた。本年度は1万1000ケース(1ケース5キロ)を出荷し、4860万円の販売を計画している。
同センターの松川さんは「今年も寒じめほうれんそうの出荷が始まる。寒さを生かした栽培で冬にしか味わえないので、多くの人に味わってほしい」と話す。