JA新いわて二戸地域りんご生産部会(工藤一樹部会長)は9月15日、二戸市の農業技術センターで紅いわて出荷規格指導会を開き、生産者約30人が参加した。
二戸農業改良普及センター佐藤優農業普及員は「8月から9月上旬の降水量が平年より多いため、果実硬度の低下が早まり、日照時間が少ないために、着色遅れが懸念される。果肉先行型の生育となっているため、収穫遅れが無いように注意してほしい」と呼びかけた。
JA全農いわて園芸部園芸特産課菅原大展さんは「等級のワンランクアップと階級のワンサイズアップが精算価格の向上に直結する。他の中生種が出揃うまでに出荷終了することが販売の鍵となる。早期の収穫、搬入をお願いしたい」と話した。
参加した生産者は、真剣な様子で説明に耳を傾け、指導会終了後に実物を見て、選果基準を確認した。