盛岡地域環境制御技術研究会(事務局:盛岡広域振興局農政部)は9月5日、八幡平市で第1回現地視察研修を行いました。同研究会会員の生産者や関係者ら約40人が参加し、ミニトマトとホウレンソウの環境制御技術の状況を視察し理解を深めました。
八幡平市でミニトマトを生産する古川祐史さんのハウスでは、光合成を促進させるためのミストや二酸化炭素発生装置が設置されています。今年は雨の日が多く、生育環境は良くなかったが、慣行栽培に比べ1割ほど収量が多く、病気の発生が抑えられています。
古川さんは「樹がしっかりし、管理もしやすい。天候不順で心配された病気も目に見えて減っている」と導入の効果を話します。
同研究会は、最新の環境制御技術を活用した次世代型の施設園芸経営の実現に向けて2019年に設立し、現在31の経営体が会員となっています。22年4月現在、盛岡広域振興局管内では17経営体が経営規模に合わせた環境制御技術を導入しています。