一戸町奥中山地域でレタスの定植作業が始まった。同地域でのレタスの生産は60年を超える歴史を持ち「奥中山高原レタス」として親しまれている。本年度は5月下旬から10月末までの出荷で10億円の販売を目指している。
同地域では冷涼は気候を生かして1964年からレタス生産に取り組み、東北一のレタス産地に成長。JA新いわてで生産される野菜の主力品目となっている。また、19年からグローバルGAPの団体認証に取り組み、現在は11農場が認証を取得している。
JA新いわて二戸地域野菜生産部会奥中山支部レタス専門部の高橋政一専門部長は「レタス産地として、期間を通して安定出荷できるよう管理を徹底していきたい」と話す。
JAの担当者は「グローバルGAPの団体認証を取得する農家も増えている。独自に取り組む検査も継続し、産地としての信頼を高めていきたい」と意気込む。