ＪＡ新いわては２月７日、二戸市でピーマン１２億円達成大会を開いた。２０２４年度のピーマンの販売額は１２億３６９０万円で、始めて１０億円を突破した。生産者と関係者ら約１５０人が出席し、達成を祝うとともに品質向上と更なる生産拡大をすすめ、夏場のピーマン産地確立による農家所得確保に向けて意識を統一した。

ＪＡでは園芸品目の中で、キャベツやレタス、菌床シイタケに次ぐ１０億円品目を目指しピーマンを最重点品目として２０１９年から作付け拡大に取り組んできた。新規栽培者向けの説明会や圃場見学会を開き、栽培面積を拡大してきた。２４年度は１９年度比で栽培面積は１２３．７％の７１．９ヘクタール、出荷量は１３０％の３０１１トンに拡大した。

苅谷雅行代表理事組合長は「生産者の日頃の努力と関係機関との販売体制強化で１２億円の販売を達成することができた。培ってきた技術とピーマン栽培にかける思いを次世代につなぎ、更なる生産拡大に取り組んでいこう」と激励した。

また、生産での課題対策や関係機関との販売強化により１５億円の販売を目指し、産地としての地位確立を目指すことを確認した。