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南部エリア 2024年09月13日 (金)

農業ワーケーションでリンドウを収穫
半農半Xの新たなライフスタイル

JA新いわて南部地域花卉生産部会は、リンドウの出荷最盛期となる盆や彼岸の労力確保に取り組んでいる。1泊2日から気軽に農業ワーケーションができるサービス「ののの」を活用し、東京都から2人が9月13日から3泊4日で雫石町を訪れた。同町の(株)みのり片子沢で、出荷最盛期を迎えるリンドウの収穫作業を手伝った。

同サービスは、JAグループが支援する(株)Perma Futureが運営し、参加者は1日3~4時間農家を手伝い、受け入れ先農家が宿泊場所とテレワーク環境を用意するという新しいワーケーションサービス。半農半Xの新しいライフスタイルが可能だ。今回は9月13~16日限定の「温泉付きお花ワーケーション」として募集した。

参加した大庭輝子さん(20)は「岩手県に来たのも栽培しているリンドウを見たのも初めて。畑でみるリンドウはとてもきれいで、色々な初めてを経験できた。温泉も楽しみたい」と話す。

みのり片子沢の三宅博都専務は「中山間地域でやっている農業を知ってもらうきっかけにもなる。実際に経験してみないと分からないことも多いので良い取り組みだと思う」と話す。

JA南部営農経済センターの水本あゆみさんは「このサービスは、労力確保だけでなく産地のファンづくりにもつながると感じた」と期待する。

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