岩手県雫石町の若手花き生産者でつくる「雫石HANA会んだんだ」は3月21日、同町の御所保育園で翌日開かれる卒園式に合わせて、町内で栽培する花で飾り付けたステージ花を作り、園児たちの卒園式に花を添えた。
同会は、地元で生産される花への理解を深めるために同園で花育活動を行っている。コロナ禍で活動ができなかった時期に、趣向を変えて卒園式の思い出と会員らが生産する花で飾り付けたステージ花を作ったのが始まりで、今年で4年目となる。
ステージ花は、フリージアやスイセンなど7種類の花が使われ、園児らが持ち帰りやすいよう花束にしたもので飾り付けられている。
同会会長の米澤広志さんは「地元で生産される花の魅力を伝えるため花育活動をしている。自分たちが生産する花で思い出に残る卒園式になればうれしい」と話す。