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東部エリア 2024年03月13日 (水)

通年雇用の冬場の品目に手応え 
イチゴの収穫最盛期

盛岡市の玉山龍輔さんのハウスで、イチゴの収穫が最盛期を迎えている。冬場の収入につなげるため今年度からハウス2棟(7アール)でイチゴの栽培を始め、夏秋トマトの作業が終わる12月下旬から収穫作業が始まり5月下旬まで続く。通年雇用の経営を進めるなか、冬場のイチゴ栽培に手応えを感じている。

現在は、ハウス45棟(1.32ヘクタール)で夏秋期の大玉トマトを生産し、就農から11年目となる玉山さん。4人を通年で雇用するため冬場にハウスでレタスなど葉物野菜を栽培していたが、寒さなどで思うように生育しないなどの課題があるなか、従業員からイチゴという提案があった。菌床シイタケも検討していたが、地元で夏イチゴの生産者がいたこともあり、栽培技術を学びながら2023年の春から準備を進めてきた。

玉山さんは「現在、雇用する4人のうち3人が女性なので、軽量品目のイチゴ栽培は相性が良い。多い日には60キロを超える収穫で、予定した収量も見えてきている。24年度はハウスを増やし新たな品種にも挑戦したい」と手応えを感じている。

今後は、安定した通年雇用の継続に向け、10アール当たり収量6トンを目指し、イチゴを冬場の収入源として栽培技術を磨いていく。

玉山龍輔さんのハウスで育ったいちご
玉山龍輔さんのハウスで育ったいちご
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