岩手町でナガイモの収穫が最盛期を迎えている。同町は県内のナガイモの約8割を生産している。今年度は例年より遅い11月下旬から収穫が始まり、年末年始の需要期に向けて収穫作業のピークを迎える。
同町でナガイモを生産する橋本貴之さん(40)は「作柄は例年より太く、昨年に比べて出来は良い。肌に傷がつきやすく折れやすいので、丁寧な収穫、選別作業を意識している。旬を迎えているので多くの人に味わってほしい」と話す。橋本さんは今年度2.4ヘクタールに作付けし、3月中旬まで1日平均300ケース(1ケース10キロ)を出荷する。
ナガイモは、JA新いわての園芸品目の中で秋冬期の主要品目で、2022年度の販売額は1億7306万円。22年度からは海外輸出の取り組みも始めている。