八幡平市でネギを生産する合同会社みのり風土で、九条ネギの出荷が始まった。温暖化などの影響もあり2019年度から作付けを始め、夏秋期の主力産地として出荷先からの期待も高まる。今年度は6ヘクタールに作付けし、200トンの出荷を予定している。
九条ネギは全国的な温暖化などの影響で、西日本での夏場の生産が難しくなっていることから栽培を始め、原種に近い「あんじょう」という品種を作付けしている。柔らかくておいしい反面、比較的栽培が難しいという特徴がある。
同社社長の村上博信さんは「夏秋期の産地として品質の評価は高い。また、地元での認知の高まりを感じている。今後は、出荷期間を長くすることで地元での利用に力を入れていきたい」と話す。
比較的冷涼な同市で生産される九条ネギの品質は高く、出荷は10月末まで続く。