JA新いわてが管理する久慈市短角牛基幹牧場(エリート牧場)で5月9日、2023年度の放牧が始まった。厳しい冬を牛舎で過ごした短角牛の親子約90組が放牧された。
同市で生産される山形村短角牛は「夏山冬里」方式で飼育している。春から秋の放牧時に優れた雄牛を放ち、自然交配する繁殖スタイルを取っている。冬場に生まれた子牛は5月上旬に放牧され、秋まで母牛と自然の中で過ごす。
生産者や関係者らは「冬を越え無事に放牧することができた。秋まで健康に過ごして無事に帰ってきてほしい」と口をそろえていた。