滝沢市の特産品で、県内一の出荷量を誇る「滝沢すいか」の定植が始まった。4月27日、JA新いわて西瓜メロン生産部会の部会員らに1万1000本の苗を配布し、生産者は定植作業に入った。定植作業は5月上旬まで続く見込みだ。
滝沢市の牛抱正好さんは、20アールの圃場に大玉スイカ「羅皇ザ・スイート」の苗400本を定植した。
牛抱さんは「通常は1週間でビニールに穴を開けて温度管理をするが、春先は気温の変化が大きいので、こまめな管理が重要。『滝沢すいか』を待ち望む消費者に、今年もおいしいスイカを届けたい」と話す。
同市は火山灰が広がる水はけが良い土壌条件でスイカ栽培が昔から盛んな地域。収穫は7月下旬から始まり、8月の盆にかけて出荷最盛期を迎える。