リンドウ生産量日本一の岩手県八幡平市で、リンドウの播種(はしゅ)が始まった。JA新いわて八幡平花卉生産部会りんどう育苗研究会のメンバーらが3月19日から4日間、リンドウ専用の播種機を使い、大きさ1.2ミリの種を細心の注意を払いながらまいた。
今年は約30品種の種を約17ヘクタール分(162穴セルトレー約7900枚)まき、育苗ハウスで2か月半管理した苗を6月上旬に農家へ配る。
同研究会の伊藤重文会長は「品種が混ざらないように細心の注意を払っている。品質の高い安代りんどうを生産するために育苗ハウスを巡回し、生育のばらつきがないように管理していく」と話した。
同生産部会の齊藤正樹部会長は「安代りんどうは50年を越える歴史がある。更なる飛躍のため、新しい事に取り組む1年にしていきたい」と話す。
2023年の出荷は6月から始まり、10月まで続く。