岩泉ホールディングス(株)は、同町のふるさとものづくり支援事業を活用し、同町の特産品である畑ワサビの茎を使用したオイル漬けの開発を進めてきた。試作品が完成し、道の駅いわいずみ内「レストラン岩泉」で試食会を開き、生産者や町内の関係機関など約50人が参加し、畑ワサビのオイル漬け「わさベーゼ」を使った料理を味わった。
同商品は、畑ワサビのシャキシャキ感を残して、どんな料理にも合わせられるように開発をすすめてきた。
同社の山下欽也代表取締役社長は「岩泉町は畑ワサビの生産量日本一であるが、6次産業化がまだまだ完結していない。同社で完全に商品化し、しっかり加工、販売していきたい」とあいさつした。
試食では、のり巻きや刺身などの和食、ローストビーフやカルパッチョなどの洋食の他、冷ややっこやヨーグルトなど自宅でもアレンジしやすい料理が用意された。
生産者であるJA新いわて宮古地域わさび生産部会の吉澤誠部会長は「和食にも洋食にも合い、アレンジが楽しめる商品で、生産者としても励みになる。日本一の畑ワサビ産地として生産の維持拡大につとめていきたい」と笑顔を見せた。
同商品は、手続きが完了次第、一般向けに販売される予定だ。