岩手県普代村の普代はまゆりこども園の園児12人は10月19日、同村のマルハ農園(代表:中村駿人さん)のハウスで、寒じめほうれんそうの種まきを体験した。国際宇宙ステーションから戻ってきた種子を使い、中村さんの指導で一粒ずつ丁寧に種をまいた。
同村は、復興支援への感謝を宇宙から伝える「東北復興ミッション2021」に参加し、寒じめほうれんそうの種子を宇宙へ送り出した。国際宇宙ステーションから帰還した、未来への思いを込めた種子を活用し、次世代を担う幼児教育や農業振興へとつなげる幼児農業体験プログラムに取り組む。
種まきを体験した同園の正路茉央さんは「等間隔に植えるのが大変だった。はやく収穫して食べてみたい」と笑顔で話す。
作業を指導した中村さんは「収穫まで約3か月かかるので、1月の収穫を楽しみに待っていてほしい」と話す。
種をまいた寒じめほうれんそうは1月に園児らが収穫し、同園の給食で使われる予定だ。