JA新いわて宮古エリアで、全農オリジナル品種のミニトマト「アンジェレ」の出荷が終盤を迎えている。「アンジェレ」はへたなし、ばら出荷のため、収穫調整作業の省力化が可能で、契約販売で価格が安定しているため、計画が立てやすいメリットもある。同エリアでは、土地の少ない地域での施設栽培の品目として2021年から栽培を始めた。
宮古市の扇田友和さんは「日照不足の影響で収量は若干減少している。2年目の栽培となる今年は夏場の管理作業をしっかりできているので、10月末までしっかり量を取っていきたい」と話す。
宮古営農経済センターの佐々木舟さんは「アンジェレは契約販売により価格の乱高下がなく、通常のミニトマトと違い、へたを付けずに出荷する特徴がある。計画が立てやすく収穫・調整作業の省力化が可能。土地の少ない地域での施設栽培の品目として期待している」と話す。