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営農情報 宮古エリア 2022年10月27日 (木)

野菜の長期出荷で所得向上へ 秋冬ニンジン出荷始まる

宮古地域で、ニンジンの収穫が始まった。宮古営農経済センターでは沿岸の気象条件を生かし、複数品目の野菜の作付けによる長期出荷で農家の所得向上に取り組んでいる。秋冬期のニンジンは翌年1月までの出荷を計画している。

同地域では、春のブロッコリー、キュウリやピーマンなどの夏秋野菜、秋冬期のニンジンや秋ブロッコリーなどの作付けを勧め、長期出荷による園芸産地の振興を進めている。

宮古市の久保田智治さん(28)は「トマトの出荷も終盤になり、ニンジンの収穫が始まった。気候にも恵まれ順調に生育しているので、しっかり出荷していきたい」と意気込む。

同センターの石井健吾さんは「宮古地域は、比較的温暖で雪が少ない気象条件のため野菜の長期出荷が可能な地域。5月から出荷が始まる春取りブロッコリーから始まり、品目の組合せにより8~9か月の出荷が可能だ。秋冬ニンジンも定着してきたので、しっかり販売していきたい」と話す。

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