生産者のご紹介
管内の生産者さん
泉田大さん・舞さん 夫妻
主な生産品
農業に従事した経緯
幼い頃から両親の仕事を見てきて、牛舎が遊び場でした。いつも両親が楽しそうに仕事していて、「牛がいること」それが生活の一部でした。(舞さん)
元々動物が好きで、動物に関する仕事に就きたかったんです。大学時代に舞さんと出会い、1年間北海道の十勝で酪農ヘルパーの仕事に従事しました。酪農ヘルパーとは、畜産の中でも特に休みの取りづらい酪農家が休みをとる際に、酪農家に代わって搾乳や餌の給与などの作業をする人のこと。その後、それぞれ海外での酪農研修を経て、舞さんの実家で酪農経営をスタートさせました。(大さん)
牛舎にはジャズを流しており、以前クラシックを流していたときより牛がリラックスしています。また、牛舎内にはWi-Fiを設置し、牛たちを全てデータ管理しています。何かあればその場でスマートフォンの専用アプリでチェックし記録、さらには専用のカメラを設置し、出産予定の牛だけでなく、他の牛にも何か異変がないかをどこにいても観察できるようにしています。
こだわりは「畜産の基礎は人の手での餌やり」。牛乳は人が口にするものなので、乳牛が健康体で病気にかからないようにしなければならない。「牛は言葉が話せないので、どうしてほしいか、何を訴えているのか」、より気をつけて見ています。
子供が4人いるので、法人化できたら、例えば飼育・製造・販売など、部門別に担当を持たせてやれたらいいですね。
矢作清英さん
主な生産品
農業に従事した経緯
きゅうりの栽培を本格的に始めたのは東日本大震災の後です。JAでもきゅうり栽培を勧めており、頑張った分、収入につながりやすい品目なので栽培を始めました。きゅうりの他には小枝柿やスナップエンドウなども栽培していますが、休耕地もあり、なにか挑戦したいと考えています。
今年は雨が多く、また、様々な行事もあり管理が難しかったです。ウリハムシによる被害や、カラスの食害にも遭いましたが、雨の合間に薬剤散布するなど、防除や対策を徹底しました。
県外に視察研修に行ったときに学んだ、アーチを広くし日光の入りやすい環境づくりなどを参考に、整枝管理や摘葉、肥培管理に力を入れました。
昨年は台風の影響もあり、8月で出荷をやめてしまったので、このまま草勢を維持し、10月中旬まで出荷したいです。
追肥を徹底し、単収10トンを目標に頑張りたいです。また、部会活動にも引き続き積極的に参加していきたいと思います。
細谷知成さん
主な生産品
農業に従事した経緯
平成26年に就農し、ピーマン栽培を始めました。現在、ピーマンを9アールのほか、ねぎやじゃがいも、たまねぎなど様々な作物を栽培しており、野菜は、JAへの出荷のほか、近くの保育園の給食へ提供したり、スーパーの産直コーナーに出品しています。
昨年からパート従業員を一人雇い、手伝ってもらっているので、労力が充実し、作業の進みが早くなりました。また、2年前にJAの助成を受け、小型トンネル栽培を導入したことにより、株の成長や収穫時期が早まり、収穫量、所得の向上につながりました。
ピーマンのおすすめの食べ方は?
ピーマンの肉詰めのようなもので、細かく切ったウインナーとコーン、トマトケチャップなどを、半分に切ったピーマンに詰め、チーズで包み、オーブンで焼きます。
現在小学校3年生の息子が保育園の時から料理していて、今でも家族に振る舞ってくれています。あとは素揚げし、味噌をつけて食べるのも美味しいですよね。
今後の意気込み
杉山大樹さん
主な生産品
農業に従事した経緯
千葉県銚子市の出身で、電子部品のエンジニアとして最初に配属になったのが岩手県でした。その後、電気電子製品関係の会社や公益財団法人いわて産業振興センターや茨城大学でコーディネーターの仕事を経験してきました 。
そんな中で「ずっと続けられる仕事とは何か?自分で事業を起こしたい」と考えるようになり、そんな時ふと「妻の実家には農地があるなぁ」と頭に浮かび、「これが最後のチャンス!」と思い切って奥さんの実家のある横田町に移住し就農しました。
「自分で考えて自分の責任で実行に移せる。想定するリスクの中で色々試せる」ことが農業の面白さです。会社勤めとは違って、労働時間は増えましたが、それと比例して充実感も増しました。
休みはほとんどありませんが、趣味はロードバイクで昔はレースに出たりもしました。奥さんと知り合う前にも、陸前高田市で開催されていたレースに出場し、陸前高田市には訪れていましたから、ここには何かしら縁があったのかも知れません。ロードバイク用のウェアは速乾性があって、体にフィットするので何の引っ掛かりもなく農作業にもピッタリですよ。
単収10トンを目標にしてきましたが、なんとか達成できそうです。また、ピーマンの出荷が終わったら、ねぎ栽培にも力を入れていきたいと思っています。
昨年11月にJA本店で開催された「JAふれあいまつり」では、家族と一緒に農産物や、切り干し大根などを販売しました。消費者の方々とも交流を深めることができたので、今後も積極的に参加していきたいです。